「南佳孝 松本隆を歌う Simple Song 夏の終わりに」にとても感動している ①Girl
書きながら気づくこともある。
追記あり。3/25
OK Google プレイリスト南佳孝、松本隆を歌うをかけて
SimpleSong 夏の終わりにを再生します。
Googleホームはとても律儀にアルバムタイトルをフルで言ってくれる。ありがたい。
Googleホームは時々、話が通じないこともあるのに、
このアルバムに関してはすぐに反応してくれた。
そしてリビングで2枚組をきくこと4周目かしら。(かしら)聞いても聞いても飽きない。
聞き終わるとまた「OK Google」の繰り返しだ。こんなに没頭したアルバムも久しぶりだ。
あっという間に夜だ。
2022年9月に大手町で行われたライブ盤が3月22日にリリースされた。
松本ファンであるが故、当日も出かけた。とても気持ちの良い日曜だったような記憶。
ピアノとサックス+キーボード、そして佳孝さんの3名というステージ。メンバーが少なくて驚いたが「摩天楼のヒロイン」の再現は鮮やかだった。
矢野誠さんがもしこれを聞いたら、どんな感想を抱くだろうか。
それにしても。
1973年にこの世界観が存在していたということを改めて想い、
とんでもない人たちだなあと首を傾げてしまう。はあ?
知ってるけど。
しってたけど。
少なくとも松本さんは未来と過去を行き来して、
本当は忙しいのに「現在」でふわりとお茶を飲んでいる。
わたしは歌詞カードをめくってもめくっても「松本隆」で、
こういうことがわたしのしあわせなのだと噛み締めている。
とりあえずGirlへの想いが湧いている
このライブアルバムはとても良い。音が良い。選曲、曲順、演奏、もちろん良い。そしてなんといっても南さんのボーカルが良い。日々のカバー曲の練習や、体躯などの鍛錬の賜物でしょうか。いい、とてもいい。2022年の「Girl」が盤になったことも大変な喜びだ。「Girl」ですよ「Girl」心斎橋のセトリにはなかった「Girl」イントロのピアノが薄い花びらのようだ。
Girlって直訳少女ですけど、もう南さんが歌うことによってその「少女」枠は取っ払われるのだ。「女神」と捉えたい。だって生き方を変えてしまう目力なんですもの。そして、現在の年齢の南さんがお歌いになっても、ソレは「青い恋」とか「若い春」でもないのだ。"抱きしめたい"のは「君」だけれど、対峙する「運命」かもしれぬ、と深読みしたくなるボーカルなのだ。ラブ南氏。
この楽曲は、松本隆監督作品、映画「微熱少年」の大切なサントラ曲でもある。ビートルズに憧れたドラマーが主人公の小説が原作である。オリジナル「Girl」イントロ無しで「抱きしめたい」= I Want To Hold Your Hand でリスペクトビートルズであろう。冒頭バーン!は「スローなブギにしてくれ」もそうです。「掴み」は南×松本タッグの名人技なのは、ここで書き残さなくても万人が承知していることだ。
実は2021年の11月のBillboard大阪でも「Girl」を聞いた。この歌=映画のシーン(武道館外観)の印象が強く、その日は松本さんの周年武道館公演の直後だったからほんとに驚いた。武道館へ行けなかった自分には、その時のGirl 鑑賞で「わたしだけのブドウカン」だったのだ。
ラブソングをこれだけ美しく歌う人。天命シンガーなんでしょうね。
佳孝さんが歌い続けることで、わたしはいろんなことを思い出す。そして新しい思い出をまたもらう。芸術のお仕事ってすごいなあ。このライブ盤にとてもとても感動している。
Girlのはらはらとしたピアノのイントロから色彩を感じるし、
“蝶のように結んで“は、松本作品の超尊いモチーフであるし。
2022年の佳孝さんが歌う「Girl」は、本当に良い。
音楽の女神への祈りのように感じたのだ。
取り急ぎアルバム全体を書きたかったのに、Girl集中になってしまい
①とつけてみた。ただ、ここはすぐに削除するかもしれないし
②を忘れるかもしれない。このライブのシリーズ3回あり、松本さんとのトーク内容は
それぞれ異なる。ソレらも思い出そうかな。約束はできない。
とりあえず名曲ばっかりで、
聴き始めて何度、涙したことか。それも過去の思い出の涙というより
「はっ」とする鮮度を感じての、涙。
南×松本作品の鮮度保持ってどうなってるの。羨望。
良いライブを盤にしていただいてありがとうございます。
と、ラジオ番組にお便りを書いてみようかな。
追記
Girl 歌詞の中の「君」は「音楽」か!
ずっと音楽を貫いている南さん、今歌うことに意味があるような
気がした。
音楽を愛してる と受け止める。